こんにちは。現役の臨床検査技師/超音波検査士のそのぐらふぁー12号です。
超音波検査士の認定は7領域です。
この記事では、体表臓器、循環器、消化器領域の3つの領域についてレポートを提出するときに必要な症例数と内容をまとめてみました。
ちなみに、どの領域においてもレポート提出症例数は20症例です。
これから受験される方は参考にしてください。
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体表臓器
疾患内容 | 症例数 | |
A-1 |
乳腺疾患 | 6例以上 |
A-2 | 甲状腺疾患 | 5例以上 |
A-3 | 副甲状腺(上皮小体)・リンパ節疾患 | 2例以上 |
A-4 | その他 |
上の表のとおりです。
体表臓器は乳腺疾患が含まれているため、必然的に受験者はほとんど女性です。
乳腺エコーは女性技師に任せて、男性技師は検査しないという施設が多いと思います。
ここで1つ疑問に思いませんか。
先ほど僕は20症例のレポートを提出しなければならないと言いましたが、上の表の症例数を足しても13症例にしかなりませんよね?
上の表に記してある症例数はあくまでも最低症例数です。
つまり乳腺疾患なら6例以上となっていますが、20症例の中に乳腺は最低6例は含めなさいということです。
なので、実際提出するときは乳腺だけで10症例とかになります。
A-4のその他についてはあってもなくてもかまいません。A-1~A-3で20症例を見込めるなら提出する必要はないです。
循環器領域
|
疾患内容 | 症例数 |
B-1 |
弁膜症 | 4例以上 |
B-2 |
冠動脈疾患 | 4例以上 |
B-3 |
心膜・心筋疾患 | 4例以上 |
B-4 |
先天性心疾患 | 2例以上 |
B-5 |
腹部大動脈解解離あるいは胸部大動脈瘤 | 1ないし2例以上 |
B-6 |
その他 |
レポートに必要な症例数は上の表の通りです。
循環器領域を受験するにあたり1番大変なのは、B-4の先天性心疾患ではないでしょうか。
小児科がある施設では比較的症例数は集まりやすいでしょうが、普通の病院ではなかなか集まりにくいかもしれませんね。
体表臓器同様にB-6については、必ずしも必要ではありません。
B-1~B-5で症例数が集まればそれで大丈夫です。
消化器領域
疾患内容 | 症例数 | |
C-1 | 肝臓のびまん性疾患 | 4例以上 |
C-2 | 肝臓の良性腫瘍 | 2例以上 |
C-3 | 肝臓の悪性腫瘍 | 2例以上 |
C-4 | 胆道・膵臓の良性疾患 | 2例以上 |
C-5 | 胆道・膵臓の悪性疾患 | 1例以上 |
C-6 | 消化管 | 3例以上 |
C-7 | その他 |
必要症例数はこの通りです。
腎臓は入っていないので気を付けてください。
個人的には1番受験しやすい領域ではないかと思っています。
なんといっても症例数が集まりやすいですね。
ただ、消化管を見ていない人は少し苦労するかもしれません。
C-1~C-6で症例数が集まれば、C-7は必要ではありません。
おわりに
超音波検査士受験に必要な症例数についてまとめました。
今回は体表臓器、循環器、消化器領域です。
次は残り4つの健診、泌尿器、産婦人科、血管についてまとめていきます。
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