そのぐらふぁー12号です。
働いてみたら思っていたのと全然違う・・・。
転職したいな・・・。
だれもが一度を頭をよぎる問題です。
特に臨床検査技師の場合は、分野がたくさんありますよね?
エコー、病理、最近、血液、遺伝子・・・。数えだしたらキリがありません。
最初は我慢してたけど、自分がやりたい分野に配属されなかった。やりがいが見いだせない。
または、給料面・福利厚生とかの条件があわない。
その理由は様々です。
この記事では実際に転職を経験した筆者がその体験をまとめていきます。
転職する時はいろいろきついこともあったけど、今は転職してよかったよ。
学生時代
転職のお話をする前に、まず僕の学生時代のお話をしていきたいと思います。
なぜ、このお話をするかというと学生時代を無駄に過ごしてしまった(全く勉強しなかった)ので、就職先が限られてしまいました(笑)。
大学へ進学した自分は学業そっちのけで青春を謳歌していました。
そのかいあって、学生の時は成績不良者まっしぐら。
テストのたびに僕より後ろには片手分の人しかおらず、再試験代もいくら払ったか知れません。
成績は良くなかったので就職もなかなか決まりませんでした。
そんな中、就職活動をしている途中に先生から呼び出されました。
何かな~?と思って行くと・・・
君、国家試験に合格する可能性限りなく0だよ。もし就職先が決まったら就職先の病院に迷惑でしょ?
あ・・・。すいません。就活やめときます。
無慈悲なコメントをいただきました。
でも、考えてみたら当然です。
この時期、僕の模試は散々たるもの。
臨床検査技師の国家試験は6割以上取れば合格です。
国家試験は200問出題されるので、120問正解すれば合格なんですが僕の結果は40問正解とかでした。
先生が就活をストップさせるのも当然でしょう。
就職決まって国家試験に受からなければ、大学の信用も無くなっちゃいます。
国家試験の勉強に専念
そのあとお尻に火が付いた僕はようやく勉強を始めます。(時はすでに国家試験の3カ月前)
今までの遅れを取り戻すべく毎日10時間くらいやってました。
そのかいあって模試の結果はぐんぐん伸びてきたんですけど、間に合わず110点止まり。
結局1度も合格ラインである120点を超えることなく国家試験を迎えました。
奇跡の合格と就職
結果から申しあげますと、無事に国家試験合格できました。ギリギリの124点で。
ということで、臨床検査技師になることはできたんですけど、肝心な就職先が決まっていません。
まぁ、臨床検査技師になれたんだしどっか就職先あるやろ~。
軽い考えで過ごしてました。
まぁ、実際就職先はすぐに見つけることができました。
というか、合格したら就職活動をストップされた先生から紹介されました。
やっぱり、なんといっても国家資格なんで合格すれば需要はあるものですね。
某検査センターから就職決まっていない学生がいないか?って連絡きたよ~♪ぜひ行ってみたら?
今までの人生でこんなにきれいな手のひら返しを食らったことありません。
僕は就職先が決まっていない焦りもあり、特に調べることもなく某検査センターへと就職を決めました。
これが大きな間違いでした。
いま思うと、もう少しゆっくり探せばよかったなと思います。どうせ決まってなかったし、なによりハローワーク見てみると常に臨床検査技師の募集は出てます。そのとき、ハローワークを使うという頭があれば、ブラック企業に就職することはなかったかもしれません。
最初の就職先はブラック企業だった
そんなこんなで某検査センターへ就職したのですが、僕の配属先はブランチラボでした。
ブランチラボの説明:簡単にいうと病院が検査室を運営しているのではなく、検査センターが病院から委託されて運営される検査室のこと。
万年の人手不足に悩まされ、当直体制を引いているのに当直する技師はたったの4人・・・。
つまり単純に割ると7-8回/月の当直です。
だれか1人でもやめようものなら当直は10回/月でした。
入職して1カ月で決意しましたが、さすがにすぐ辞めちゃうと次の就職に響くのではないかという思いがよぎります。
なんのスキルもない新卒がすぐやめて転職活動したところで、いいところに就職する保証なんてないですよね?
だけど、経験を積めばそれは中途採用で有利になるな・・・。と考えました。
なので勉強もかねて3年間働こうと決めました。
つまり、僕はこのブラック企業を利用して、3年間経験を積ませてもらおうと思いました。
発想の転換ですね(笑)
転職活動開始
3年が経過したので、僕は働きながら転職活動を開始しました。
狙いは中途採用のみです。理由は後述します。
今回の就職活動は学生の時みたいな焦りはありません。
とりあえず働いてるから、収入はある。今回はじっくり探すぞ~。
先ほども述べましたが、僕は中途採用のみを狙っていました。中途採用は本当に狙い目だと思いました。
なぜなら、即戦力を求めていることが多く、競合する人が少ないです。
大学の時の就職活動ってライバルが多くないですか?
優秀な人はすぐにいいところに決まるんでしょうけど、学生時代を無駄に過ごしてしまった僕みたいな人間は学生時代の就活は少し厳しめです。
その点、中途採用の場合は、辞めるタイミングさえ合わせることができれば、職探しにそんなに苦労することはありません。
難易度は新卒からの就職に比べれば、easyだと思います。
職探しにはハローワークがオススメ。
僕は当直の合間の暇な時間を使って、ハローワークインターネットサービスで求人を探していました。
ハローワークインターネットサービスは本当にお勧めです。
まず、登録せずに求人探せます。
インターネットの環境さえあれば時間も気にせずじっくりと職探しに取り組めます。
さらに、仕事内容が明確に示してあることが多いです。
例を挙げます。
- 超音波検査を行ってもらいます。
- 病理検査を行ってもらいます。
- 細菌検査を行ってもらいます。
こんな感じで記載されているので、自分がやりたい分野の仕事を選べます。
新卒で入職すると、分野は選べないことが多いです。
どういうことかというと、病院の足りないところに配属になることが多いんです。
つまり、自分がまったく興味のない分野に配属されてしまう可能性があるんです。
希望の分野に配属されない。それだって十分に転職の理由にはなりますよね?
その点、ハローワークで職探しをすることでそのリスクは回避できるかなと思ってます。
中途採用に学生時代の成績は関係なし
中途採用(転職)って学生の時の成績は関係ありません。
成績証明も求められませんでした。
即戦力を求めているので、やはり経験重視です。
もし、何か認定をもっていたら確実に有利に働くよ。
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どーも。そのぐらふぁー12号(@yuutarin7)です。
超音波検査をやる技師にとって、超音波検査士というのは一種のステータスです。
まずは、そこを目指していくことになるのではないでしょうか?
超[…]
超音波検査だったり、輸血だったり、細胞診だったり認定資格によって技術を認められた技師ならば、他の何も持っていない技師と比べて採用されやすいと思います。
とくに超音波検査は需要が多い印象です。
ただ、ぼくは検査センターで働いてたんで生理検査の経験はゼロ。
それでも、転職はできたので大丈夫です。
ちなみに今僕が働いている職場も、中途採用の募集をかけています。
何人か受験してくれたみたいですが、全員不採用。
理由は、年齢です。しかも、認定無し。
認定資格とか、なにか業績が無ければ、できるだけ若いうちに転職した方が良さそうです!
やはり、若さというのは武器になります。
中途採用(転職)のメリット
中途採用のメリットをまとめると、以下の通りです。
- 新卒がいないから倍率低い
- 学生の時の成績関係なし
- 自分のしたい分野にいける可能性が高い
こんなとこだと思います。
新卒だったら今の職場で雇ってもらえなかったと思う。
まとめ
転職は、今働いている職場よりもいいところでないと意味ないと思います。
後悔しないように、じっくり考えながら進めましょう。
仕事を辞めてから転職活動をされる方がいますが、僕はそれはおススメしません。
無職の状態で転職活動をするのと、働きながら転職活動を行うのでは精神的安定が全然ちがいます。
働きながら転職活動を行うのは大変ですが、ぜひ頑張ってみてください。応援しています。