白衣は医療機関で働くスタッフにとっては欠かせない作業着である。
白衣を着て仕事をするのには
- 汚れを防ぐ
- 火傷から身を守る
- 薬品が体に付着するのを防ぐ
といった機能的な理由が存在するが、それ以外にも患者に安心感を与えるといった理由や、働く人のモチベーションアップといった側面もあわせ持つ。
白衣といえば、一般的には白くて丈の長いコートタイプの白衣を想像するが、近年ではたくさんの種類の白衣があって、どれにしようか悩んでしまう人も多いのではないだろうか。
本記事では実際に病院で働いている私が、いくつかのタイプの白衣をピックアップして紹介していく。
スクラブ
最近のドラマではよく見かけるタイプの白衣だ。
ドラマの影響なのか、実際の医療機関でも若い人を中心に着用している人が増えてきている。
半袖で首元はVネックになっていてゆったりした着心地で、夏場は涼しい。
動きやすくて使い勝手がいいのも、たくさんの人に支持されている要因だと思われる。
ちなみに『ゴシゴシ洗う』という意味のスクラブが語源であり、その名の通り強く洗っても生地が傷みにくいの特徴だ。
そういう意味では、医療現場向きのユニフォームといえるだろう。
ドクターコート
これぞ、THE 白衣ではないだろうか。
昔からあるタイプの白衣で、医師・薬剤師・臨床検査技師などがよく着用している。
機能的な面でいえば、丈が長いので薬品や血液からの汚染から体を守ってくれる役割を果たす。
丈が長い分、スクラブに比べれば動きにくい面はあるかもしれないが、実際私が着用していて困ったことは1度もない。
ケーシー
スクラブの首元がVネックなのに対して、ケーシーは首元まで隠れているデザイン。
首元まで隠れているのでインナーのシャツに困ることがない。
ケーシーは半袖なので、スクラブ同様に動きやすいのが特徴といえるだろう。
リハビリの方や男性看護師が着用していることが多い。
おわりに
わたしがよく愛用しているのはドクターコートの白衣だ。
臨床検査技師として働いているので、血液の汚染にさらされる可能性があるためだ。
少しでも体を守る面積が多いほうがいいと思い、ドクターコート型の白衣を着用している。
スクラブタイプの白衣は見た目がかっこよく、アクティブな感じがする。
機会があれば着用してみたいと思っている。
