僕が超音波検査士の受験をしたときは、いろいろと大変な思いもしました。
なぜなら超音波検査士の認定を持っている上司がいなかったからです。
超音波検査士がいる施設では、ノウハウもあると思いますが、施設にいない場合には自らの力でどうにかしなければなりません。
でも、心配しないでください。
自分の所属する施設に超音波検査士がいなくとも合格することはできます。
要は本人のやる気次第です。
受験資格についてはこちらをご覧ください。
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超音波検査士を受験するときの僕の状況とは?
まず、当時の僕の状況を話しておきます。
先ほどお話したように、僕のいた施設には超音波検査士はいませんでした。当然ながら、超音波専門医もいませんでした。
受験にあたっては、周りからアドバイスを受けれるような状況ではありません。
しかし、幸いなことにいくらでもインターネット上に情報は転がっています(古いものもありましたが・・・。)
インターネットで大丈夫かよ・・・という思いもありましたが、今思えばネット上の情報が1番役に立ちました。
当然、ネットだけではだめですが、ネットの力は確実に役に立ちます。
試験を受ける症例数については、地方の総合病院で働いているので、症例数は十分にありました。
そこで問題となるのが、超音波専門医を探すことでした。
超音波専門医探し
超音波検査士を受けるにあたり、必要なのは超音波専門医の推薦とサインになります。
ですが、実際問題、超音波専門医って案外少ないです。
超音波検査は技師が行っている施設が多いのではないでしょうか?
自分の施設に超音波専門医がいる人はluckyだと思います。
僕は知り合いの技師に頼んで超音波専門医を紹介していただきました。
また、知り合いの技師がいない場合もあるかと思います。
そんな時は日本超音波医学会に超音波専門医の名簿がありますのでそれで探してみてください。
メールなどで連絡を取れば快諾してくださる先生がいらっしゃると思います。
もしくは、自分の働いている病院にの先生に超音波専門医も知り合いがいないか聞いてみるのも一つの手ではあります。
レポート作成
超音波専門医も探して、症例数も十分であればあとは試験に向けて動き出すことになります。
まず、第一関門のレポート作成があります。
普段仕事で超音波検査をしたときに検査報告書を記載しますよね?
レポート作成はそれにあたります。
そのレポートには写真も添付するのですが、写真が変なものしか残っていないと苦労します。
超音波検査士を受験するつもりでいる方は日ごろの業務からきれいな写真を残しておくことを心がけてください。
そして、レポート作成に選ぶ症例はできるだけ単純なものがイイです。
誰が見ても、この疾患だ!と言い切れるような典型的な症例がレポート作成に向いています。
珍しい症例、難しい症例である必要は全くありません。
そんな症例を選んでしまう時点で自ら難易度をあげてしまうことになってしまいます。
ちなみにこのレポートも採点されます。
レポート作成が不合格になってしまうと、学科試験が合格しても不合格になってしまうのでご注意ください。
試験勉強
レポート作成がおわると学科試験の勉強になります。
- 基礎
- 臨床
の2つです。
消化器の認定を受けるならこの3冊は確実に抑えておく必要があります。
臨床は病気に対する知識や写真問題等幅広く出されます。
基礎は超音波の物理であったり、公式を用いての計算であったり、暗記問題であったりです。
やれば点数はとれますが、やらなければ100%点数はとれません。
これは自分との戦いになります。
ちなみに、僕は学会の講習会などには一切参加せず、家での勉強のみで合格しました。
まぁ、講習会に参加した方が色々勉強にはなると思います。
まとめ
結局ぼくが1番苦労したのは、レポート作成です。
レポート作成は何回も推敲重ねて、報告書に落ち度はないか確認しました。
でも、そのレポートも最終的には超音波専門医のサインが必要なので、変なレポートには医者もサインはしないと思いますが・・・。
やる気があれば、超音波検査士は取得可能です。
ぜひ、検討してみてください!