臨床検査技師/超音波検査士のそのぐらふぁー12号(@yuutarin7)です。
臨床検査技師の認定資格の1つに超音波検査士というものがあります。
超音波検査士の認定資格は更新制であり、5年ごとに更新しなければなりません。
2019年度に超音波検査士の更新について大きな変更がありました。
今回、超音波検査士の認定資格更新についてまとめています。
必要単位数の変更
超音波検査士の認定資格を更新するためには、既定の単位数を取得している必要があります。
そして、今回の変更で大きな変更点として挙げられるのが、更新時の必要単位数の変更になります。
今までは5年間で25単位を取得する必要がありましたが、今回の変更で5年間で50単位を取得しなければならなくなりました。
単純に数字だけで比較すると2倍となってしまいました。
しかしながら、救済策と言っていいのかはわかりませんが、学会へ参加して取得することのできる単位数に、+5単位ずつ加算されることになりました。
単位数についての改善点を表にまとめると、以下の通りです。
旧 | 新 | |
学術集会 | 15単位 | 20単位 |
地方会学術集会 | 5単位 | 10単位 |
超音波診断講習会出席 | 5単位 | 10単位 |
取得できる参加数も5単位ずつ増えたので、そこまで苦にはならなさそうです。
更新条件の追加
今までは5年間で必要単位数を取得できていれば、認定資格の更新ができたのですが、今回の変更で更新条件が追加されました。
旧 | 新 | |
更新条件 | 特になし | 日本超音波医学会学術集会あるいは同地方会学術集会に参加することで得た単位が含まれていなければならない。 |
超音波検査士に関連する学会には、日本超音波医学会と日本超音波検査学会の2つがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
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どちらの学会でも参加すれば単位が得られます。(超音波医学会の方が授与される単位は多いですが)
どちらでも都合のいい学会に参加して単位数を稼いでいたのですが、今回の変更により、5年間の更新期間中に必ず1回は日本超音波医学会の学会に参加しなさいと義務付けられました。
これも大きな変更点ですね。
必修講習の受講
これも大きな変更点です。
認定資格の更新に、必修講習の受講が義務付けらました。
これは受講しても単位になるわけではありません。
しかし、受講しなければ認定資格を更新できませんのでご注意ください。
必修講習会の内容は以下の3つです。
- 医療安全
- 医療倫理
- 超音波の安全
3科目90分で各30分づつになります。
必修講習の受講方法は
- 学術集会で受講
- 地方会学術集会でビデオ講習会を受講
- e-learningで受講
の3つの方法があります。
ちなみに必修講習の受講には学会参加費意外に費用がかかります。
会場での受講で3000円(税抜き)、e-learning受講で5000円(税抜き)です。
学術集会に参加した時に受講した方が、2000円オトクですので、忘れずに受講したいところです。
なお、会場で受講する際には事前申し込みが必要です。当日申し込みはありませんのでご注意ください。
おわりに
こんな感じで認定資格の更新要件に変更がありました。
この変更点をみると、超音波医学会が言いたいことは1つでしょうか。
『超音波検査学会にだけ所属するな!医学会にも入れ!』
こんなプレッシャーを感じずにはいられませんね。
(もしくはお金もうけ・・・?)
これは邪推ですかね。
今回の変更点をきちんと確認して、次回の更新時に条件を満たしていないことがないようにしましょう。
では。また。