臨床検査技師

【文系でも大丈夫】臨床検査技師になるためには?現役の検査技師が語る!

現役の臨床検査技師/超音波検査士ブロガーである、そのぐらふぁー12号(@yuutarin7)です。

最近はドラマや漫画で、ちょいちょい臨床検査技師診療放射線技師をみかけるようになってきました。

医師・看護師や薬剤師などに比べると、昔は知名度の低かった臨床検査技師ではありますが、少しずつ知名度が上がってきているなぁと肌で感じているところです。

ということで、最近は臨床検査技師を目標とする学生さんも増えているようです。

この記事では、臨床検査技師になるためにはどうしたらいいのか?

ということについて、書いていこうと思っています。

以前、書いた記事にも軽くは触れてあるのですが、今回はもう少し掘り下げて解説していきます!

以前書いた記事は関連記事をご覧ください。

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臨床検査技師になるために

臨床検査技師になるためにまず必要なことは、高校を卒業することです。

これは臨床検査技師に限らず、看護師でも薬剤師でも医師でも作業療法士でも同じです。

臨床検査技師は、厚生労働省の管轄する国家資格です。

国家資格を取得するためには、高校を卒業した後に大学・医療技術短期大学・専門学校のいずれかに進学しなければいけません。

大学へ進学する場合

大学へ進学する場合、医学部や薬学部は6年制教育ですが臨床検査技師は4年制となります。

国公立大学も私立大学もありますが、学部としては医学部となりその中で保健学科というようになります。

4年間勉強して、臨床検査技師の国家試験に臨むということになります。

昔は、臨床検査技師の育成学校は短期大学や専門学校が多かったですが、最近では大学が増えています。

また、学生さんも大学へ進学することを選択する人が多いようです。

そういう背景もあり、短期大学から大学への移行も進んでいます。

現に九州大学や熊本大学などは、医療技術短期大学から医学部へ移行しました。

臨床検査も高度化・専門化が進んでいるので、そういう側面もあるかと思います。

また、医療技術短期大学や専門学校を卒業した後に大学へ編入する学生も一定数存在します。

医療技術短期大学

つぎに、医療技術短期大学についてです。

短期大学という名前なんですが、3年間学校に通うことになります。

普通は短大といえば、2年制ですが医療技術短期大学の場合は3年制であることに注意が必要です。

大学で4年かけてやる勉強を3年間で終了するわけですから、正直忙しいと思います。

専門学校

専門学校のばあいは3年制と4年制とあります。

なぜ、3年制と4年制に分かれているのかということですが

4年生の場合は、日中は仕事をして夜間に学校に通うというスタイルです。

一度、他の大学を卒業して臨床検査技師になりたくなった人や金銭面での事情がある人が通います。

基本的には医療技術短期大学と同じ3年間でっ国家試験を受けるので忙しいです。

4年制の場合も、日中仕事をしてからの勉強になりますので、忙しい毎日を送ることになります。

高校では理系を選ぶべき?文系ではダメ?

高校では文系・理系とわかれるかと思いますが、臨床検査技師になるという目標があるならば理系を選んでおいた方が無難です。

ただ、理系でなければならないかというと、必ずしもそうではありません。

僕自身が途中で進路を変更した文系出身者ですので、これは断言できます。

僕が考える文系から臨床検査技師を目指す場合の問題点としては、以下の2点が考えられます。

  •  受験科目がたりずに受験できない学校(大学)がでてくる。
  •  養成学校へ進学した後は生化学や生物、解剖など理系科目がおおい。

まず、高校生のときに問題になるのは文系を選んだ場合は選択肢が狭くなる可能性があるということです。

臨床検査技師になれないわけではありませんが、すでに臨床検査技師になる!と目標が定まっているならばわざわざ文系に行く必要はありません。

理系にすすんで、すべての学校を受験できるように備えましょう。

また、はれて臨床検査技師になる学校へ進学した後も化学や生物の知識は必要です。理系に進んで無駄になることはなにもありません。

ただ、文系出身者でも生化学や生物などは学校で教えてくれますので、入学してからちゃんと勉強すれば、そんなにしり込みしなくても大丈夫です。

学生生活

不真面目学生であった僕の学生生活が参考になるかはわかりませんが、需要があると信じて書いておきます。

ただ、10年以上前の話なので、最近では少し変わっている可能性はあります。

学校で学ぶ科目

英語やドイツ語もやった記憶がありますが、ここでは臨床検査技師ならではの専門科目について書いておきます。

まだまだたくさんあって、10分の1もかけてませんがこんな感じです。

  •  生理学
  •  臨床免疫学
  •  血液検査学
  •  臨床検査総論
  •  病理学
  •  臨床病態学
臨床検査技師
教科書の数は多かった

1個も単位を落とすことが許されませんので、不合格になった科目は再試験で拾う必要があります。

拾えなかった場合は、留年あるいは卒業できません。

僕は再試験ばかり受けていました。

だいたい、午前中は座学で昼から実習をしていた記憶がありますね。

自分のおしっこを顕微鏡でみて検査したり、血液をスライドガラスに薄く引いて顕微鏡で見て白血球を分類してみたり。

遺伝子検査をしてみたり、免疫電気泳動をしてみたり・・・。

楽しかったですよ!

ただ、テストは悲惨でした。

超音波検査(エコー)では、学生同士で検査しあってましたね!

今では、超音波検査で病気を見つけるのが、僕の仕事になっています。

バイトはできるのか?

いちおうバイトをしている学生はいました。できなくはないです。

ただ、僕の周りはバイトしている学生は少なかったですね。

というのも、大学を卒業しても臨床検査技師にはなれません。

大学を卒業して得られるものはあくまでも、『臨床検査技師国家試験受験資格』です。

国家試験に合格して初めて、臨床検査技師を名乗れるので、注意してください!

国家試験に受からなければ、ただの医学検査に詳しい人です。それは、悲しいですよね。

つまり、バイトは勉学に支障が出ないようにしなければなりません。

病院実習

病院実習というのもあります。

期間は半年くらいだったと思いますが、学校によって多少差があります。

実際に検査室に入って、働いている技師さんにいろいろ教えてもらいます。

やはり、学校だけでなく実際に病院に行って実習するのは新鮮で楽しいです。

病院実習がコネになって、実習先の病院へ就職を決める人も中にはいましたよ!

国家試験

忘れもしない国家試験です。前日はあまり眠れませんでした。

そして、国家試験をぎりぎりで合格した僕は今でも夢でうなされます。

ちなみに200点中120点(6割)で合格です。

不合格になった夢をみてしまいます。

国家試験の試験科目ですが

医用工学概論(情報科学概論及び検査機器総論を含む。)、公衆衛生学(関係法規を含む。)、臨床検査医学総論(臨床医学総論及び医学概論を含む。)、臨床検査総論(検査管理総論及び医動物学を含む。)、病理組織細胞学、臨床生理学、臨床化学(放射性同位元素検査技術学を含む。)、臨床血液学、臨床微生物学及び臨床免疫学

厚生労働省HPより引用

前述しましたが、大学を卒業できても国家試験に合格しなければ職はありません。ただの医学検査に詳しい人になります。

就職が決まっている人も、国家試験に不合格になれば就職先を辞退する羽目になります。

おわりに

文系であっても臨床検査技師になることは可能です。

しかし、理系の方が有利ではあります。

また、臨床検査技師になっても各種の認定資格(超音波検査士など)や、最新の知識の吸収など勉強は絶えません。

むしろ、臨床検査技師になってからが勉強と言えます。

僕自身は面白い仕事だと思っています。

ぜひ、みなさんも進路の一つに加えてみてはいかがでしょうか?

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