いつの時代も他人の収入は気になるものです。
お金のことなので面と向かって人に聞くわけにはいきませんし、人の収入が気になりながら悶々と過ごしている人もいるのではないでしょうか?
そんなあなたのために、平均年収を調べてみました。
全年齢の平均だとわかりにくいので、年齢別でも平均年収を出しています。
なお、今回の調査では国税局から平成30年9月に発表された
【平成29年分民間給与実態統計調査】
に基づき記事を作成しています。
平均給与は432万円
1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は432万円です。
なお、この数字には年齢は全く加味されていません。
これを男女別にみてみます。
- 男性:532万円
- 女性:287万円
250万円近く収入に差が出ていることがわかります。
ただ、この数字には非正規雇用者も含まれています。
どうしても女性は男性と比べると、パートタイムで働く人の割合が多いためこんなにも差が出ているとも考えられます。
年齢別の平均給与
年齢別の平均年収は気になるところだと思います。
先ほどの数字は全年齢を対象としているので、自分の年収と比較するには正確ではありません。
20歳から59歳までの平均給与を抜粋しています。
男性 | 女性 | 平均 | |
20-24歳 | 279万円 | 243万円 | 262万円 |
25-29歳 | 393万円 | 318万円 | 361万円 |
30-34歳 | 461万円 | 315万円 | 407万円 |
35-39歳 | 517万円 | 313万円 | 442万円 |
40-44歳 | 569万円 | 308万円 | 468万円 |
45-49歳 | 630万円 | 310万円 | 496万円 |
50-54歳 | 677万円 | 302万円 | 519万円 |
55-59歳 | 669万円 | 298万円 | 516万円 |
男性では50-54歳の平均給与が677万円と最も高く、女性では25-29歳の平均給与が318万円と最も高いという結果になりました。
男性では年齢別で収入の差が開いているのに対して、女性では年齢による格差大きくないという特徴があります。
業種別の平均給与
業種別の平均給与についてまとめます。
最も高額なのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の 747 万円。
つぎに高額なのは「金融業,保険業」の 615 万円。
最も低いのは「宿泊業,飲食サービス業」の 253 万円となっています。
ちなみに医療・福祉業は399万円です。決して高いわけではありません。
大きな医療施設では給与も高い傾向にありますが、個人病院や個人のクリニックでは高額な給与は望めないのが、現状だと思います。
そして、飲食業は低賃金が叫ばれていますが、ここまで差があるとはおもっていませんでした。
おわりに
ご自身の年収と比較してどうですか?
転職したいと思っていても実は給与面では恵まれていたかもしれません。
あるいは、平均よりも全然低い人もいたかもしれません。
仕事の良し悪しは給与面だけで決まるものではありませんが、少なくともモチベーションの維持には不可欠なものですよね。
参考にしていただければ幸いです。